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石綿(アスベスト)を見た目で判断するのは難しい?【神奈川県横浜市解体ブログ】

東京、神奈川県横浜市の皆様こんにちは。
神奈川県横浜市で解体業をしております、株式会社サンライズのブログ担当です。
前回は、神奈川県横浜市で家屋解体・解体工事でトラブルにならないようにするための
3つの注意点をご紹介いたしました。ぜひ確認してみてください。
さて、今回は神奈川県横浜市で家屋解体・解体工事をお考えの時に気になる一つ。
石綿(アスベスト)についてご紹介いたします。
神奈川県横浜市で、家屋や建物の解体を検討していると、「アスベストが使われていないか」と不安に思う方もいるかと思います。
そういった状況にアスベストを見た目で判断できれば、素早く対処できるかもしれません。
そこで今回はアスベストの見た目の特徴や目視での判断方法を簡単にご紹介いたします。
まず、石綿(アスベスト)とは?
『アスベスト』とは、
天然に存在する石綿(いしわた、せきめん)のことです。
名前の通り天然鉱物が髪の毛よりも細い繊維状になり集まった綿のような形をしています。
吸音性や断熱性、耐火性に優れた天然鉱物です。安価で軽く扱いやすいため、優れた建材として幅広く用いられていました。しかし、飛散したアスベストの繊維を吸い込むと肺がんや悪性中皮腫などの健康被害が出るため、現在は使用が禁止されています。
石綿(アスベスト)を見た目で判断するのは難しい!
石綿(アスベスト)は天然鉱物が髪の毛よりも細い繊維状になり集まった綿のような形や、他の建材に混ぜられ、本来の見た目と異なる形で使用されていることが多いため、見た目で判断するのは困難と言われています。
そのため「アスベストのような素材が見当たらない」という建物でも、アスベストが含まれていることが考えられます。
また、ロックウールやグラスウールといったアスベストの見た目に似た素材が存在するため、専門知識のない人が見た目だけで判別するのは難しく、誤った認識をしてしまうケースもあります。

石綿(アスベスト)の見た目の特徴
石綿(アスベスト)は、綿や羽のような柔らかさがあり、製品によって青色や灰色・白色・茶色など見た目が変わるのが特徴です。また劣化したアスベストは、梁や天井などから垂れ下がり、表面に毛羽立ちが出ることがあります。
見た目がアスベストと似ている紛らわしい素材
見た目が石綿(アスベスト)と似ている紛らわしい素材「ロックウール」と「グラスウール」の特徴をご紹介します。
ロックウールの特徴
ロックウールは、鉄の生産時に出てくる「高炉スラグ」や玄武岩などの「天然岩石」を溶かしたあと、遠心力を用いて作られた鉱物繊維です。ロックウールは、吸音性や断熱性、耐火性に優れており、繊維の直径は3~6マイクロメートル程度です。
アスベストとロックウールの見分け方
見た目が似ているアスベストとロックウールを目視で判別するのは困難です。ここでは、酸や顕微鏡などを使った見分け方を紹介します。
見分け方 | アスベスト | ロックウール |
指で触れる | 手のひらに載せて指でこすっても砕けず繊維状のまま | 手のひらに載せて指でこすると粉々になり肉眼では繊維状に見えない |
酸(お酢)をかける | 溶けない | 溶ける |
顕微鏡を使う | 直径の細い繊維が束になっている | 棒状で繊維の直径が太く、束にはなっていない |
こちらの見分け方はあくまでも目安となります。
最終的な判断は専門業者に依頼しましょう。
グラスウールの特徴

グラスウールは、溶かした高温のガラスを遠心力で吹き飛ばし、こまかく繊維化したものです。繊維の太さは4~9マイクロメートルとロックウールに近いサイズです。断熱性や吸音性、耐火性に優れ、住宅用断熱材として活躍しています。建築現場や家庭などから回収されたリサイクルガラスを材料とするため、環境に優しいメリットもあるのです。
ロックウールとグラスウールは危険性が少ない
ロックウールとグラスウールは、人体への危険性がほとんどなく、製造・使用が禁止されていません。国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類評価会議では、ロックウールとグラスウールはグループ3の「ヒトに対する発がん性が分類できない」に、石綿(アスベスト)はグループ1の「ヒトに対して発がん性がある」に位置しています。
石綿(アスベスト)の繊維は直径0.02〜1マイクロメートルと非常に細いため、肺に入り込み病気を引き起こす危険性があります。一方、ロックウールやグラスウールの繊維は、石綿(アスベスト)の数十倍から数百倍太いので、肺の奥まで届くことは基本的にありません。万が一、肺まで入ってもすぐに体外に排出されます。
石綿(アスベスト)を含む建材の種類と使用されている場所の例
石綿(アスベスト)を含む建材の特徴と、よく使用されている場所を解説します。
吹付け(アスベスト)
吹付け(アスベスト)は、石綿(アスベスト)に水やセメントなどを混ぜ機械を用いて吹付けたものです。見た目は綿状で柔らかく、針で刺すと数cmほど貫通します。以下の箇所で、吸音や断熱を目的に使われています。
- 鉄骨造建造物の柱や梁(はり)
- 空調機械室・ボイラー室の天井や壁
- エレベーター機械室の天井や壁
- 立体駐車場の天井や壁
吹付けロックウール
1987年まで製造されていた吹付けロックウールは、セメントや石綿(アスベスト)などをロックウールと混ぜ機械で天井などに付着させていました。見た目や使用場所は、吹付けアスベストと酷似しているため、目視での判断は困難です。なお、現在製造されている吹付けロックウールは、石綿(アスベスト)が含まれておりません。
吹付けひる石(バーミキュライト)
アスベストを含む吹付けひる石は、石綿(アスベスト)とひる石(バーミキュライト)を混ぜて機械で吹付けたものです。表面に凸凹があり、触ると弾力が感じられますが、針を刺しても貫通しないのが特徴です。廊下や階段室などの内装仕上げとして、壁や天井に使われていました。石綿(アスベスト)を含有した吹付けひる石は、1989年に製造が終了し、現在使用されているものには石綿(アスベスト)が含まれていません。
折板裏打ち石綿断熱材
折板裏打ち石綿断熱材とは、折板(薄い鋼板を折り曲げて耐久力を高めた屋根材)に石綿(アスベスト)を張り付けたものです。スポンジやウールのような見た目をしており、表面は硬くありません。倉庫や車庫、渡り廊下などの折板屋根の裏面によく使われています。
ある程度の判別を付ける方法
他の建材に混ぜ込まれた石綿(アスベスト)は見た目での判断が困難です。
しかし、吹付けアスベストには、ある程度の判別を付ける方法があります。
綿が垂れ下がっているかどうか確認する
天井や梁から垂れ下がっている綿状の物質は、吹付け石綿(アスベスト)である可能性が高いです。吹付け石綿(アスベスト)は表面に露出しているため、ある程度は目視で判断できます。さらに吹付け石綿(アスベスト)が用いられている建物は1995年以前のものであるため、経年劣化により綿状に垂れ下がっているケースが多く見られるのです。
お酢をかけてみる
お酢を使ってチェックする 石綿(アスベスト)はお酢を使って見分けるのが可能です。
石綿( アスベスト)の場合、お酢をかけると溶けませんが、ロックウールなどはお酢をかけると溶けるので、ロックウールかアスベストか違いを確認する際に利用されるチェック方法になります。
指で触れてみる
石綿(アスベスト)の含有を判断するには、吹付け材の一部を手のひらに載せて指でこする方法があります。砕けずに繊維状のままであれば石綿(アスベスト)の可能性が高く、砕けて粉々になる場合はロックウールと判断できます。
ただし、吹付け材を手に取って調べる方法は、石綿(アスベスト)の粉塵を吸い込むリスクがあるため、適切な対策・保護具の着用が必要です。
危険が伴う石綿(アスベスト)の判別は、専門家へ依頼することが最も安全かつ確実な方法です。
建築物の年代で石綿(アスベスト)が使われているかの予想が可能
建築物の年代とアスベストの規制時期を比較して、石綿(アスベスト)が使用されているか予想ができます。
- 1975年:アスベスト含有率5%超の吹付け禁止
- 1995年:アスベスト含有率1%超の吹付け禁止
- 2004年:アスベスト含有率1%超の建材(10品目)禁止
- 2006年:アスベスト含有率0.1%超の製品禁止
以上から、1975年以前の建物には大量のアスベスト、2006年以前の建物にはアスベストを含む建材が用いられている可能性があります。2006年以降の建築物であれば比較的アスベストの心配はありませんが、含まれている可能性がゼロとは言い切れません。
1975年以前の建物、2006年以前の建物を解体工事予定の方はまず神奈川県横浜市の解体業者に
問い合わせてみましょう。
株式会社サンライズも石綿(アスベスト)調査をお受け可能です。
株式会社サンライズはお客様を第一に考え、安心安全な施工を行っており、
ご依頼くださったお客様はもちろんのこと、
東京、神奈川、近隣にお住まいの方々にも
信頼していただける丁寧な施工を提供いたします。
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